自社実験では、屋外環境で約半年間錆びた部材の下半分を SEA'S 7 に浸漬し、浸漬部をティッシュペーパーで拭き取って経過を確認しました。錆び除去後の下半分では、新たな錆びの発生が確認されず、未処理の上半分では錆びが進行しています。
錆取り用途では、単に赤錆を落とすだけでなく、洗浄後の表面状態を安定させることも大切です。SEA'S 7 は、錆を含む酸化物や付着汚れをゆるめ、現場で扱いやすいメンテナンス工程に組み込みやすい水系洗浄剤です。
Use Case
SEA'S 7 は、金属部品や工具まわりの錆取りに加え、洗浄後の防錆ケアまで見据えたメンテナンス用途で活用できます。錆の進行状態や素材によって即効性・遅効性が変わるため、錆を落とす工程と、再発を抑える工程を分けて考えることが重要です。
自社実験では、屋外環境で約半年間錆びた部材の下半分を SEA'S 7 に浸漬し、浸漬部をティッシュペーパーで拭き取って経過を確認しました。錆び除去後の下半分では、新たな錆びの発生が確認されず、未処理の上半分では錆びが進行しています。
錆取り用途では、単に赤錆を落とすだけでなく、洗浄後の表面状態を安定させることも大切です。SEA'S 7 は、錆を含む酸化物や付着汚れをゆるめ、現場で扱いやすいメンテナンス工程に組み込みやすい水系洗浄剤です。
錆取りの反応は、錆の進行度合いによって変わります。表面に付着した軽度の赤錆や、酸化皮膜が薄い初期腐食では、SEA'S 7 のアルカリ性反応により酸化鉄が分解・剥離しやすく、短時間で視覚的な変化が出やすい傾向があります。
一方で、腐食が進み孔食化している場合や、酸化鉄が層状に厚く堆積している場合、油・切粉・スケールが複合的に付着している場合は、錆が固着しているため分解に時間を要します。このようなケースでは、浸漬時間やブラッシング、洗浄・乾燥工程を組み合わせます。
素材によっても錆の出方は異なります。SC材は比較的組織が均一で、表面に赤錆が出るタイプのため、薬剤・ブラシ・酸洗いなどで比較的落としやすい傾向があります。
FC材は内部に黒鉛を含む鋳鉄で、構造上、内部まで腐食が進行しやすい素材です。マシニング、ベースポンプ、機械フレーム、治具、ハウジングなどに使われることが多く、錆取りでは素材特性に合わせた時間管理が必要です。
重度腐食の場合は、ワイヤーブラシなどで粗取りした後、SEA'S 7 に数時間浸漬し、洗浄・乾燥する工程を繰り返します。内部まで進行した錆は、短時間で完全に取り切るというより、安定化に近い作用となるため、数日単位で状態を確認しながら進めることがあります。
製造部品メーカー様のご協力のもと、S45C素材のワークで防錆試験を実施しました。SEA'S 7 を噴霧してウエスで拭きあげた後、工場内の常温・常湿環境で約3ヶ月間保管した事例です。
約3ヶ月後の観察では、素手で触れた箇所に錆が発生した一方で、それ以外の部分では錆の発生が確認されませんでした。噴霧して拭きあげるだけの簡単な処理で、部品保管時の防錆対策として評価いただいています。
防錆については、産業技術系機関によるプレ試験と、お客様実施の屋外経過試験をもとに、結果を表で整理しています。いずれも試験条件下での結果であり、実際の防錆効果は素材、前処理、濃度、乾燥状態、保管環境により変わります。
| 試験片 | 材質 | 処理条件 | 確認結果 |
|---|---|---|---|
| SEA'S 7 不使用 | SPCC | 酸処理後に水洗・自然乾燥 | 端部を中心に赤錆の発生を確認 |
| SEA'S 7 使用 | SPCC | 酸処理後に水洗し、SEA'S 7 系試験液へ浸漬後、自然乾燥 | 目視上、赤錆の発生が抑制された状態を確認 |
※商品概要書 p29-30 の試験内容を、Web掲載用に要約したものです。
| 試験区分 | SEA'S 7 | 水 | 全体量 | 167時間後の結果 |
|---|---|---|---|---|
| ワークのみ | - | - | - | 錆あり |
| 原液 | 1,000ml | 0ml | 1,000ml | 錆なし |
| 5倍希釈 | 167ml | 833ml | 1,000ml | 錆発生 |
| 10倍希釈 | 91ml | 909ml | 1,000ml | 錆なし |
凡例: 錆なし、錆発生、錆あり。2025年9月8日から9月15日まで、屋外環境で167時間経過を確認した試験結果の要約です。